
スイスのステイ先は前のブログで書いたフランシスカの家でした。気持ち良い大きい一軒家で、インテリアデザイナーの夫アンドレアスとフローリストのフランシスカのこだわりのインテリアが素敵な家。スイスでの修行中にホームステイさせてもらっていた通称「マリ・ルーム」はアンドレアスの事務所に変わっていて、「あら、そうなの?使っても良いよ。」と冗談を言って笑い合ったりしていました。
とにかく冬はとても寒いこのスイスの地ですが、どの家も家の中はとても暖かくて半袖でも大丈夫なほどです。猫ものんびり・・・笑!

家をどうやって暖めるかと言うと、この地下にある、大きいボイラーです。横にある薪を8本から10本ほどくべると、水蒸気が館内に巡らせた管を通って家を一日中暖めてくれます。
古い家だと、この蒸気が家のリビングの真ん中を通っていて、タイルを貼った所が暖かくなるようになっていてお鍋を保温したり、そこに座って暖まったりできるようになっている所もあります。この暖房は本当に柔らかい暖かさで気持ち良いので、私も大好きです。竈でパンを焼く事だって出来るそうですから面白いですね。
二人は今年は屋根にソーラーパネルを設置する予定だと話してくれました。滞在中、沢山の話の中で日本の地震の話から原発やエネルギーの話題も出ましたが、こうやって自分たちの身の回りにある物をエネルギーにして暮らせるって良いな、と心から思いました。一番エネルギー問題を考えてもおかしくない日本人より、遠く離れたスイスでの暮らしの方がずっと進んでいる事に少し疑問も感じます。
花やインテリアの事だけでなく、こんな事も考えさせられた、学びの多い今回の旅でした。
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